権限ダイアログ

表,カードまたはビューに対して実行できる処理の権限を設定します。

手順概要

権限受領者を追加する場合
  1. 既存の権限受領者をベースにして,それを変更して作ります。[権限受領者]リストボックスからベースにする権限受領者(一般には <パブリック>)を選びます。選んだ権限受領者名を新たに登録したい権限受領者名に変更します。
  2. 与えたい権限をチェックします。
  3. [付与↑]ボタンを押します。
すでに登録してある権限を変更する場合
  1. 権限を変更したい権限受領者を[権限受領者]リストボックスから選びます。
  2. 与えたい権限をチェックし直します。
  3. [変更↑]ボタンを押します。
権限受領者を削除する場合
  1. 権限を変更したい権限受領者を[権限受領者]リストボックスから選びます。
  2. [削除↓]ボタンを押します。

各ダイアログ項目の説明

次の各ダイアログ項目は,表,カードおよびビューのすべての場合で同じです。付与する[権限]の内容だけがそれぞれで異なります。

ファイル所有者
このファイルの作成者です。すべての権限を持っています。
権限受領者
特定の権限を持った利用者です。利用者を特定しない場合は<パブリック>になります。
付与/変更ボタン
[権限受領者]に新しい利用者名が入力されると[付与]ボタンに,既存の利用者が選ばれると[変更]ボタンになります。それぞれ,[権限受領者]で指定する利用者に[権限]で設定されている権限を与えます。
削除ボタン

表の権限

権限ダイアログ(表の場合)
権限
[権限受領者]で指定した利用者に与える権限を指定します。→利用者管理と権限:権限
実効権限
権限には権限同士の包含関係があり,また,パブリックに許可された操作はどの利用者でも実行可能であるため,ここで明示的に指定していない操作も可能になることがあります。これらの関係を考慮し,左側のチェックボックスで権限を指定した場合に,この[権限受領者]が実際に実行可能な操作が実効権限として表示されます。このチェックは表示されるだけであり,変更することはできません。

カードの権限

このカードファイルを参照・再定義する権限を与えます。カードを利用しての表のデータを使用する場合は表にも権限がないと利用できません。

権限ダイアログ(カードの場合)
権限
[権限受領者]で指定した利用者に与える権限を指定します。→利用者管理と権限:権限
実効権限
この[権限受領者]が実際に実行可能な操作が実効権限として表示されます。

ビューの権限

このビューファイルを通して元表を参照・編集する権限を与えます。

DBPro V3 までと異なり,元表に対する権限をもたなくても,ビューを通しての権限をもっていれば元表を操作することができます。これによって,元表に対する権限は与えずに,ビューに対する権限だけを与えることによって,ビューで見えている項目やレコードだけを参照・編集させることができます。

権限ダイアログ(ビューの場合)
権限
編集中にビューファイルの表題や登録情報を変更することはできないので,それらに対する権限は存在しません。
実効権限
この[権限受領者]が実際に実行可能な操作が実効権限として表示されます。

注意

関連項目

→機能ガイド:利用者管理と権限
→[属性]-[権限]
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