利用者管理:識別番号ダイアログ
利用者管理ファイルのにせものを防ぐために,利用者管理ファイルに隠し番号を設定します。
- 表ファイルへのアクセスを制御する権限は利用者名で管理されており,利用者名を偽った他人が表ファイルを開こうとすれば開けてしまいます。これを防ぐのが利用者ごとのパスワードです。
- ところが,利用者名に対するパスワードを知らなくても,もし利用者管理ファイルが作れるならば,新しい利用者管理ファイルを作成して,犯そうとする利用者を登録すれば容易にその利用者に成りすますことができます。
- これを防ぐためには,このダイアログで利用者管理ファイルに識別番号を設定しておきます。識別番号をもつ利用者管理ファイルで管理されている利用者が作成したファイルは,識別番号が異なる利用者管理ファイルの管理下ではたとえ同じ名前でログインしてもアクセスすることはできません。
識別番号にはこのような機能があるので,アクセス権限を厳密に管理するためには必ず設定してください。一度設定した識別番号は,一切変更することも参照することもできませんので,何かにメモしたうえで決して誰にも見られない場所に保管してください。
- 識別番号
- 4桁の数字で指定します。決して,忘れたり他人に見られたりしないようにしてください。
- 利用者管理ダイアログ
- 機能ガイド:利用者管理と権限