エラーレベルステートメント
DPLの実行にエラーを検出したときに,DPLの実行を強制的に終了するのか,システム変数 $$CMDSTATE に状態を設定して実行を継続するのかをエラーのレベルで指定します。
- <算術式>
- エラーレベルを 1〜9 の値で指定します。9 が最も重大なエラーであり,1 は実行結果を通知するための状態です。ここで指定した値以上のエラーレベルをもつエラーが発生するとエラーダイアログが表示されたうえでDPLの実行が中止されます。ここで指定したレベル未満のエラーは,システム変数 $$CMDSTATE に状態が設定されてDPLプログラムの次のステートメントが実行されます。
$$OLDSTATE | | エラーレベルステートメント実行前のエラーレベルが整数型で設定されます。 |
$$CMDSTATE | = 0 | 正常終了 |
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- DPLが実行中に発行するエラーには,エラーダイアログを表示してDPLの実行を強制的に終了してしまうものと,システム変数 $$CMDSTATE に結果を返すもの(その後の処理は DPL中に記述しておきます)との2種類があります。DPLで作成されるアプリケーションによっては,この分類が適切でない場合があります。エラーレベルステートメントは,どのレベルのエラーまでは $$CMDSTATE に結果を返し,どのレベルのエラーからは強制的に終了させるかを制御します。各エラーがどのレベルに含まれるかは $$CMDSTATE一覧を参照してください。
- エラーレベルステートメント実行前のエラーレベルがシステム変数 $$OLDSTATE に設定されます。
- パラメータを省略したときは,現在のエラーレベルが返るだけで,状態の変更は行なわれません。
- 設定されたエラーレベルは,現在実行中のDPLにのみ有効です。
- DPLの構文
- $$CMDSTATE一覧