所要時間や勤務時間を計算する場合の方法について解説します。ここでは出社時刻と退社時刻から,勤務時間を計算する例をとりあげます。項目名などは,利用する表にあわせて置き換えてください。
例えば以下のように 3 つの項目を用意します
項目名 | データ型 | 項目種別 | 式 |
---|---|---|---|
出社時刻 | 時刻型 | 基本項目 | |
退社時刻 | 時刻型 | 基本項目 | |
勤務時間 | 日時間隔型 | 計算項目 | [退社時刻]−[出社時刻] |
多くの場合はこれで済みますが,午前様など退社する日付が変わってしまうことがある場合はこのままではうまくいきせん。上記の例は同じ日の中で開始/終了する場合にだけ利用できます。
開始と終了の日が異なる場合は,日付と時刻両方を入力して管理する必要があります。
項目名 | データ型 | 項目種別 | 式 |
---|---|---|---|
出社日 | 日付型 | 基本項目 | |
出社時刻 | 時刻型 | 基本項目 | |
退社日 | 日付型 | 基本項目 | |
退社時刻 | 時刻型 | 基本項目 | |
勤務時間 | 日時間隔型 | 計算項目 | #日数([出社日],[退社日])+([退社時刻]-[出社時刻]) |
日が変わることがあっても,終了までの時間が 24 時間以内であるならば,以下のような簡略化が可能です。
項目名 | データ型 | 項目種別 | 式 |
---|---|---|---|
出社時刻 | 時刻型 | 基本項目 | |
退社時刻 | 時刻型 | 基本項目 | |
勤務時間 | 日時間隔型 | 計算項目 | #条件([退社時刻]<[出社時刻],[退社時刻]-[出社時刻]+日時間隔'1日',[退社時刻]-[出社時刻]) |