ページサイズは,直接的には定義可能な項目数に影響します。
ページサイズ | 最大項目数 |
---|---|
2Kバイト | 約 250 |
4Kバイト | 約 500 |
8Kバイト | 約 1,000 |
16Kバイト | 約 2,000 |
32Kバイト | 約 4,000 |
しかし,ページサイズの決定は,項目数よりも平均的なレコードサイズを考慮して行なわなければなりません。ページサイズで決まる項目数は単なる限界値と考えてください。
ページ当たりに入るレコード数が少ないと,レコード操作によってページ分割が頻繁に起こるようになります。1ページに入りきらないレコードもたくさん出現するかも知れません。1回のレコード操作で,複数のページ操作をしなければならないのは効率が悪いのです。
ページ内に何レコードくらい入れば効率的かは一概に言えませんが,少なくとも20〜30レコードは入るようにしてください。多くのレコード操作がそのページ内で済むのが効率的と言えます。しかし,多くのページがあまりすかすかでは物理的な効率がよくありません。
レコードサイズは,全項目がだいたい何文字くらいかを概算して,半角1全角2で勘定すれば見当がつきます。たとえば,これが200で,1ページ当たり20レコードとすれば,200×20=4000 となり,4Kバイトのページサイズで適当だと言えます。
レコード更新の頻繁に起こるような表では,少し大きめのページサイズの方がいいでしょう。
ページサイズは索引にも影響しますが,あまり長い文字列を索引キーにしたり,同値を多く含む項目をキーにしたりしないようにすれば大丈夫です。これについては「効率のよい索引の定義の仕方」を参照してください。