セルカーソル位置ステートメント
カーソルが指すレコードを画面上のセルカーソルの位置に合わせます。
形式
セルカーソル位置
[ <カーソル名> ]
パラメータ
<カーソル名>
セルカーソルの位置を求めようとする編集ウィンドウを指定すると同時に,セルカーソルの位置がこのカーソルに設定されます。省略すると
カレントカーソル
が指すウィンドウでのセルカーソルの位置にカレントカーソルの内容が設定されます。
結果
<カーソル名>
セルカーソルのレコード位置にカーソルが移動します。移動できなかった場合は変化しません。
カレントカーソル
<カーソル名> と同じ内容になります。
$$CMDSTATE
= 0
正常終了
= 201
カーソルが正しくありません
例
構造
コマンド
パラメータ
セルカーソル位置
@user
解説
カーソルを指定して処理を実行するDPLステートメントでは画面上のセルカーソルも同時に動かすものが多いため,一見するとDPL中のカーソル変数と画面上のセルカーソルは連動しているもののように思われがちです。しかし実際には,DPL中のカーソル変数は幾つも作成できるうえ,画面上のセルカーソルはDPLとは無関係な利用者の操作によっても移動するので,カーソル変数と画面上のセルカーソルの動きとは独立です。
画面上のセルカーソルの位置を基準にした処理を行ないたいときは,セルカーソル位置ステートメントによってあらかじめカーソル変数をセルカーソルの位置に設定する必要があります。
セルカーソル位置ステートメントがセルカーソルの位置にカーソル変数を合わせるのに対して,カーソル移動ステートメントはカーソル変数で指定した位置にセルカーソルも移動します。
関連項目
カーソル移動ステートメント
DPLの構文
$$CMDSTATE一覧