カーソル移動ステートメント,ジャンプステートメント

カーソルが指しているレコード位置を移動します。カーソル移動ステートメントとジャンプステートメントとは,名前が二通りあるだけでまったく同じものです。


形式

  カーソル移動 | ジャンプ [ <カーソル名> ]
, レコード数 = <算術式>
, 開始位置 = 現在位置 | 先頭 | 末尾
, 項目 = <項目名>
  カーソル移動 | ジャンプ [ <カーソル名> ]
, カード数 = <算術式>
, 開始位置 = 現在位置 | 先頭 | 末尾
, 移動位置 = 先頭 | 末尾
, 項目 = <項目名>
  カーソル移動 | ジャンプ [ <カーソル名> ]
, グループ数 = <算術式>
, 開始位置 = 現在位置 | 先頭 | 末尾
, 移動位置 = 先頭 | 末尾
, 項目 = <項目名>

パラメータ

<カーソル名>
移動しようとするカーソルを指定します。カード編集ウィンドウに対するカーソルの場合,対象表のレコードを指す位置が移動します。省略するとカレントカーソルが指すウィンドウでの移動になります。
レコード数
移動するレコード数を指定します。省略すると,開始位置=末尾 のときはゼロを,それ以外では1を指定したことになります。開始位置=先頭 のときに負の値は指定できません。
カード数
カード編集ウィンドウに対するカーソルのときに指定でき,移動するカード数を指定します。開始位置=先頭 のときに負の値は指定できません。
グループ数
カード編集ウィンドウに対するカーソルのときに指定でき,移動するグループ数を指定します。開始位置=先頭 のときに負の値は指定できません。
開始位置
移動の基準となる位置を指定します。
現在位置<カーソル名> が指すレコード位置をゼロとして,そこから数えた相対的な位置に移動します。正の値を指定すれば末尾方向へ,負の値を指定すれば先頭方向へ移動します。(既定値)
先頭 先頭レコードを1として,そこから数えたレコードに移動します。ゼロを指定しても先頭レコードへ移動します。負のレコード数は指定できません。
末尾 表の末尾をゼロとして,そこから逆方向に数えた相対的な位置に移動します。最後の実レコードが1です。正のレコード数を指定しても負のレコード数を指定しても先頭方向へ向かって数えます。
移動位置
表オブジェクトをもつカードに対するカード数での移動か,あるいはグループ数での移動のときに有効で,移動したカードまたはグループ内でのカーソル位置を指定します。
先頭表オブジェクトまたはグループの先頭レコードへ移動します。(既定値)
末尾表オブジェクトまたはグループの末尾へ移動します。
項目
カーソルが指す項目を指定します。省略すると,移動前と同じ項目になります。これによって,対話編集ステートメントを実行したときのセルカーソルの位置を指定できます。

結果

<カーソル名>指定されたレコード位置にカーソルが移動します。移動できなかった場合は変化しません。
カレントカーソル<カーソル名> と同じ内容になります。
$$CMDSTATE= 0正常終了
= 201カーソルが正しくありません
= 202指定位置までカーソル移動できませんでした
= 203表オブジェクト内からカーソル移動できないか,指定されたオブジェクトまたは項目が見つかりません

構造コマンドパラメータ
 カーソル移動@MASTER, カード数=0, 開始位置=先頭
 カーソル移動@MASTER, レコード数=1, 開始位置=現在位置, 項目=[商品番号]
 カーソル移動@MASTER, レコード数=0, 開始位置=末尾

解説

注意

関連項目

→[探す]-[ジャンプ]
→シート移動ステートメント
→フォーカス移動ステートメント
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
DBProヘルプ目次へ