機能制限ステートメント
DPL 実行中に,各種の機能を無効にしたり有効にしたりします。
形式
機能制限
<機能名> [
, 禁止
|
許可
]
パラメータ
<機能名>
対象となる機能名を文字列で指定します。指定できる機能名は
機能名一覧
を参照してください。
禁止
指定された機能が使用できないように禁止します。
許可
指定された機能が使用できるように許可します。
結果
$$OLDSTATE
機能制限ステートメント実行前の指定された機能の状態(禁止/許可)が
キーワード定数
として設定されます。
$$CMDSTATE
= 0
正常終了
= 427
機能名が正しくありません
例
構造
コマンド
パラメータ
機能制限
'ファイル', 禁止
機能制限
'オープン', 許可
解説
DPL実行中に,利用者が DPL作成者の意図しないメニューを選ぶことを禁止したりします。
メニューバーとツールバーを非表示にすることにより,すべてのメニューを選べなくすることはできますが,一部の機能を禁止するには機能制限ステートメントを使用します。機能制限ステートメントによって禁止された機能は,そのDPLの実行中だけ有効です。他のDPLに制御が移ったり,実行が終わってしまったときは制限は解除されます。システムによってもともと禁止されている機能は,機能制限ステートメントを使用して許可しようとしても使用できるようにはなりません。
'ファイル' などのようにメニューの機能を禁止にすると,そこに含まれるすべての機能(コマンド)が禁止状態になります。
もともとWindowsがウィンドウのポップアップメニュー(
タイトルバーの右ボタンメニュー
)としてもっているウィンドウ操作の機能は制限できません。
指定された機能が機能制限ステートメント実行前に禁止されていたかどうかがシステム変数 $$OLDSTATE に設定されます。
パラメータを省略したときは現在の状態が返るだけで,状態の変更は行なわれません。
機能制限は,各DPLごとに設定できます。
DPLが休止状態になると,機能制限は解除されます。DPLが再開されると再び機能制限が働きます。
関連項目
機能名一覧
休止ステートメント
DPLの構文
$$CMDSTATE一覧