重複レコード選択ステートメント

項目の値が重複しているレコードだけを選択します。


形式

  重複レコード選択 [ <カーソル名> ]
, 検査項目 = ( <項目名> [ , <項目名> ]... )
, 重複数 = <算術式>
, 条件 = 以上 | 以下 | ちょうど
, 空選択 = する | しない
, 重複判定項目で整列 = する | しない
, ナル同士は重複 = する | しない
, ウィンドウ表示 = する | 同じウィンドウ | しない

パラメータ

<カーソル名>
重複レコード選択するウィンドウを指定します。省略するとカレントカーソルが指すウィンドウを探します。
検査項目
レコードの重複を判定するための項目を列挙します。検査項目パラメータを省略すると全項目が検査対象となり,レコード全体が同じ場合だけ選択されます。
重複数
条件パラメータと組合わせて,何レコード重複している場合に選択対象とするかを指定します。省略すると2になります。
条件
重複数パラメータと組合わせて,何レコード重複している場合に選択対象とするかを指定します。
以上重複数以上の重複のあるレコードを選択します。(既定値)
以下重複数以下の重複のあるレコードを選択します。
ちょうど重複数とちょうど等しい数の重複のあるレコードを選択します。
空選択
条件を満たすレコードが一つもないとき,空の選択ウィンドウを作るかどうか指定します。空の選択ウィンドウを作るときは,$$CMDSTATEに22が返ることはありません。
する空の選択ウィンドウを作ります。
しない空の選択ウィンドウを作りません。(既定値)
重複判定項目で整列
重複していたレコードが隣同士で表示されるように,重複判定項目に指定した項目で結果のウィンドウを整列させることができます。しない が既定値です。
ナル同士は重複
重複判定項目の値が共にナルである二つのレコードを重複とみなすか否かを指定します。
する重複とみなします。(既定値)
しないナル同士はいくつあっても重複とみなしません。
ウィンドウ表示
選択された結果をウィンドウに表示するか,しないか指定します。省略すると,選択前のウィンドウの表示状態と同じになります。
する新しいウィンドウが生成されて,そのウィンドウに表示されます。(既定値)
同じウィンドウ同じウィンドウに表示されます。同じウィンドウに表示した場合,それまでの <カーソル名> が指していたウィンドウはいったん閉じられて,同じカーソルに新しいウィンドウが割り当てられたのと同じ効果になります。すなわち,以前のカーソルが別のカーソル変数に保存してあったとしても,その内容は不定になります。
しないウィンドウは表示されません。

結果

<カーソル名>被選択表のカーソルは変化しません。以前のレコードを指しています。
カレントカーソル重複するレコードで構成される一時的な選択表を指すように設定されます。
$$CMDSTATE= 0正常終了
= 22条件を満たすレコードが一つもありません
= 32選択が途中で中止されました
= 201カーソルが正しくありません

構造コマンドパラメータ
 重複レコード選択@SHOHIN, ([商品番号])
IF $$CMDSTATE = 0 THEN 
 代入@SELECT := @@
 印刷@SELECT, 標準
 クローズ@SELECT
ENDIF 

解説

注意

関連項目

→[探す]-[重複レコード選択]
→選択ステートメント
→単一化選択ステートメント
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
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