Q&A 74
ATOK でかな漢字変換すると表示がおかしくなる
Windows 95/98 で ATOK12 または ATOK13 を使っている場合,データ入力領域の幅が狭いときにその幅以上の未確定文字列を入力してから変換キーを押すと,未確定文字がおかしな位置に表示されたり,画面全体の表示が乱れる現象があります。
この現象は ATOK の画面表示の不具合です。ジャストシステムに改善を依頼し回避版が用意されています。その導入と設定方法を以下に記します。
- ジャストシステムのダウンロードセンター http://www.justsystem.co.jp/download/down1_atok.html から,お使いの ATOK のバージョンに合ったアップデートモジュールをダウンロードします。
- ダウンロードした atok12up.exe または atok13up.exe を実行してアップデートモジュールをインストールします。
- インストールが終了したら windows を再起動します。
- ATOK12 または ATOK13 の環境設定iniファイルの場所を確認します。
- ATOKパレット上にマウスポインタを移動します。
- 右クリックして表示されるメニューから[プロパティ]を選択します。
- ATOKプロパティダイアログの右上にある[プロパティ登録編集]ボタンを押し
ます。
- 表示されるプルダウンメニューから[プロパティ一覧編集]を選択します。
- このダイアログの一覧中で赤丸印のあるものが現在の環境設定であり,一覧の下に出ているのが環境設定iniファイルの場所です。
- 現在の環境設定iniファイルをエディタ等で開いて編集します。
- [入力・変換]セクションの先頭に「文字列表示の最適化=しない」という一行を加えます。2行目以降は設定により異なりますが,次のようになるはずです。
[入力・変換]
文字列表示の最適化=しない (←新しく加えた行)
漢字入力モード=R漢
入力文字種=ひらがな
・・・ |
- 環境設定iniファイルを上書き保存し,設定を有効にするために Windows を再起動します。
画面の表示の乱れは [他]-[最新状態表示] や,DBProウィンドウを最小化し元に戻すことで表示は戻ります。その項目やオブジェクトの幅を広げる,MS-IME など ATOK12/13 以外のIME を使うなどして回避する事もできます。