[他]-[最新状態表示]
表編集ウィンドウやカード編集ウィンドウでは,さまざまな要因によって画面の表示がデータベース中の状態を忠実に表現していないことが起こり得ます。このようなときに [最新状態表示] コマンドを実行すると,その時点のデータベースの状態に従ってウィンドウが再描画されます。
[最新状態表示] コマンドは,次のような状態を解消してウィンドウを再描画します。
- 整列状態で挿入したレコードの表示位置
整列状態の表編集ウィンドウで新しいレコードを挿入すると,表ファイル中では整列キー項目の値に従った位置に挿入されますが,画面上ではそのレコードが画面から追い出されるまでは見かけ上の挿入位置に表示されたままになります。[最新状態表示] を実行すると,そのときの指定索引に従った正しい順序になります。
- 同時使用中の画面更新
ネットワーク上で一つのファイルを複数の利用者で同時使用しているとき,他の利用者が更新した結果は画面更新間隔(各種設定ダイアログ:表示ページ)ごとに画面に反映されますが,[最新状態表示] を実行すると直ちに画面に反映されます。
- カード計やグループ計の再計算
カード計自動計算(各種設定ダイアログ:編集1ページ)を指定していない場合,[最新状態表示] コマンドを実行すると,カード計やグループ計を指定した式オブジェクトが再計算されます。
- 一時項目,仮想項目の再計算
一時項目や仮想項目の計算式が他の表を表引きしている場合など,表引きの相手を更新して一時項目や仮想項目をもつウィンドウに戻ると,その時点では項目の値は正しい値とは言えません。[最新状態表示] コマンドを実行すると,一時項目,仮想項目を再計算するので正しい値に更新されます。[表操作]-[一時項目],項目種別
- 注:
- 計算項目は [最新状態表示] では再計算されません。再計算させるには [表操作]-[再計算] を実行します。
- 表示が乱れたときの再描画
ダイアログが消えた後など,計算誤差などにより Windows による部分再描画がうまくいかないことがあります。このとき,[最新状態表示] を実行するとウィンドウ全体を再描画します。
- [他]-[最新状態表示] を選ぶか, をクリックします。
ただちにウィンドウが再描画されます。