Q&A 82

複数の表オブジェクトを置くときの注意事項


カードには,カード内のレコード数があります。表オブジェクトのないカードは1レコードですが,表オブジェクトがあるカードは表オブジェクトの明細行数がそのカードのレコード数になります。

カードに複数の表オブジェクトがある場合,そのうちの最小値がカード全体のレコード数になります。たとえば,明細行数10行と5行の表オブジェクトをおくと,10行と指定した方の表オブジェクトも5行しか扱うことはできなくなります。また表オブジェクトで高さ自動拡張を指定すると,レコードの値によって表オブジェクトの明細行数が変わり,カードのレコード数は表示レコードごとに変わることにもなります。

1つのカードに複数の表オブジェクトを置く場合は,オブジェクト属性のサイズページで高さは固定(明細単位高さ自動拡張をオフ)とし,明細行数も同じに設定しないと,見えていても編集できないレコードができてしまいます。

異なるレコード数の表オブジェクトを設定し編集したい場合は,別カードを作成し,カードからカードに切り替えて編集することをお薦めします。このときカード属性ダイアログで連動表示を指定しておくと便利でしょう。