表属性ダイアログ
- 目次
- 各ダイアログ項目の説明
- 基本ページ
- 条件ページ
- 表題
- 表のタイトルです。表題はファイルを開くダイアログの表題に表示されたり,印刷時のヘッダーなどに使用できます。
- 同時使用
- 表ファイルを編集するときに複数の利用者で同時使用するか否かを指定します。
- 開くときに指定
同時使用するか否かは,表編集やカード編集を始めるときのファイルを開くダイアログで指定します。エクスプローラでファイル名をダブルクリックしたり,ショートカットアイコンから開くときは専有になります。
- 常に専有
同時使用はできません。私的なファイルは一般的にこれを指定します。
- 常に同時使用
利用者は同時使用の状態でだけ表を開くことができます。同時使用の場合にはバックアップファイルは作られません。複数の作業者が同時に使う表のときに指定します。
Standard版では同時使用することはできません。
- バックアップ
- 表ファイルを編集するときにバックアップファイルを作るか否かを指定します。同時使用するときはバックアップファイルを作れませんので意味をもちません。
- 開くときに指定
バックアップファイルを作成するか否かは,表編集やカード編集を始めるときのファイルを開くダイアログで指定します。エクスプローラでファイル名をダブルクリックしたり,ショートカットアイコンから開くときはバックアップが作成されます。
- 作成する
専有で開かれるときには常にバックアップファイルを作成します。編集途中のファイルをキャンセルして編集前の状態に戻せます。同時使用で開いたときは,たとえ「作成する」が指定されていてもバックアップは作成されません。
- 作成しない
専有で開いてもバックアップファイルを作成しません。編集途中のファイルをキャンセルして編集前の状態に戻すことができなくなります。バックアップを作成する表ファイルのデータ量が増えてくると表を閉じるときの時間が長くなるので,バックアップなしにするとファイルを閉じる処理が速くなります。巨大なファイルはこれを指定して,DBPro とは別の手段でバックアップを行なうことをお勧めします。
- ナル値の扱い
- 未入力の項目をゼロや空文字列として扱うとき指定します。項目属性ダイアログで項目ごとに設定することも可能です。
- 挿入・訂正中の再計算
- レコードの挿入中または連続訂正中の計算項目や仮想項目の計算タイミングを指定します。
- 参照している項目すべて
1項目入力または訂正のたびに,その項目を参照している計算項目および仮想項目が再計算されます。
「参照している項目すべて再計算」を指定すると,挿入・訂正中でも常に正しい値が表示されます。
- カーソル位置の項目のみ
カーソルが移動した項目だけが再計算されます。ただし,Tab,Enterキーで項目を移動しているときにスキップされた計算項目,仮想項目および一時項目は,スキップされたときにカーソルが移動したとみなされ,再計算が実行されます。
「カーソル位置の項目のみ再計算」が指定されている場合でも,計算項目や仮想項目で参照している項目をその項目より前(左)に置いておけば,EnterやTabで移動している限り常に正しい値が表示されます。
- カーソル同期
- カーソル同期を指定すると,この表,この表から導出される選択表,およびそれらに対するカード編集ウィンドウなど,すべての関連するウィンドウでフォーカスを移動したときに,直前のウィンドウと同じレコード,同じ項目にカーソルが自動的に移動します。
[ウィンドウ]-[カーソル同期]
- 整列状態は全ウィンドウで共通
- この表をカード編集ウィンドウとして開く場合,カード属性の [使用索引] が <最終保存時の整列状態> 以外であれば,原則としてそこで指定されている索引を使って整列されます。そして,一つの表ファイルに対して複数のカードが開かれた場合にもそれぞれのカードで指定されている索引を使って整列されるので,ウィンドウごとに独立した整列状態になります。
これに対して [整列状態は全ウィンドウで共通] を指定すると,たとえカードに [使用索引] が指定されていても,その表に対してすでに開かれているウィンドウがあるとそれまでの整列状態と同じ索引を使って整列されます。また,一つのウィンドウで整列状態を切り替えると,他のウィンドウでもその整列状態に切り替わります。したがって,グループ分けなどに索引を利用しているカードでは正しいグループ分けがされないことがあり得ます。
選択ウィンドウの場合,同じ選択状態のウィンドウ,すなわち一つの選択ウィンドウから切り替えられたウィンドウ同士で整列状態を同じにするか独立にするかを指定します。選択状態が異なれば,それらのウィンドウの整列状態は他のウィンドウとは独立です。
- 注:
- すでに表編集ウィンドウが開いている状態で,そのときの整列状態と異なる索引を指定したカードを開く場合,[整列状態は全ウィンドウで共通] を指定しておかないと DBPro V3 とは異なる動きになります。
DBPro V3 から変換された表では [整列状態は全ウィンドウで共通] が指定された状態になっているので,DBPro V4 で新たに作成した表ファイルとは動きが異なります。
- あふれ改行文字既定値
- 表示形式で項目ごとのあふれ改行文字を指定できますが,そこで[表のあふれ改行文字既定値を使う]を指定したときに,ここで指定したあふれ改行文字が使われます。
- 注釈
- 作成者の覚書であって特に使うことはありません。
- 検査条件
- レコード確定時に検査する条件式を指定します。[...] ボタンで式入力ダイアログが開きます。
- 違反メッセージ
- レコード挿入時などに,検査条件に違反した場合に表示するメッセージです。
備考
- 表属性のうち,表題,注釈,あふれ改行文字は,表編集ウィンドウのプロパティダイアログでも変更できます。