ファイル複写ステートメント

指定されたファイルを複写します。


形式

  ファイル複写<複写元ファイル名> , <複写先ファイル名>
, 既存ファイル = 問合わせ | 中止 | 上書き
, 権限チェック = する | しない
, ファイル操作エラー = 継続 | 中止

パラメータ

<複写元ファイル名>
複写元のファイル名を文字列式で指定します。実行中のDPLがあるフォルダからの相対パスまたは絶対パスで指定します。ワイルドカードも使えます。OKか?→OK 990812
<複写先ファイル名>
複写先のファイル名を文字列式で指定します。実行中のDPLがあるフォルダからの相対パスまたは絶対パスで指定します。フォルダ名だけの指定で,ファイル名を含まない場合は,複写元ファイルと同じファイル名が補われます。<複写元ファイル名> にワイルドカードが指定されている場合,<複写先ファイル名> はフォルダ名だけの指定でなければなりません。
既存ファイル
複写先のファイルがすでに存在するときの処理を指定します。
問合わせ上書きするか,複写を中止するかを問い合わせるダイアログを表示します。(既定値)
中止複写を中止します。
上書き既存のファイルに上書きします。既存ファイルの内容は失われます。
権限チェック
指定したファイルがDBProのファイルである場合,上書き複写するためにはそのファイルの再定義権限をもたなければなりません。権限チェックパラメータで しない を指定すると,再定義権限をもたない利用者がDPLを使っているときでも上書き複写できるようになります。
する再定義権限をもたない利用者は,ファイルを上書きできません。(既定値)
しない再定義権限をもたない利用者でも,ファイルを上書きできます。
ファイル操作エラー
構文エラーなどではなくファイル操作が始まってからエラーがあったとき,その場でステートメントの実行を中止するか,そのファイルは無視して次のファイルがあればファイル操作を継続するかを指定します。ワイルドカードで複数のファイルを指定したときに,途中で実行を中止せずにすべてのファイルに対して処理することができます。
継続途中でエラーがあった場合でもステートメントの実行は継続され,正常終了します($$CMDSTATE=0)。
中止途中でエラーがあった場合はエラー終了します。(既定値)

結果

$$FILENAME複写先のファイルの完全パス名が設定されます。
$$CMDSTATE= 0正常終了
= 31継続/中止を指定するダイアログで[中止]ボタンが押されました
= 68ディスクがいっぱいです
= 101ファイル名が正しくありません
= 102指定された複写元ファイルが見つかりません
= 103他の利用者によって複写元ファイルが使用されています
= 106複写先ファイルに再定義権限がないので上書きできません
= 112既存ファイルに複写上書きしようとしたので中止しました
= 114使用中のファイルは複写できません

構造コマンドパラメータ
 ファイル複写 'WORK.TXT', $フォルダ+$FILENAME, 既存ファイル=上書き
 ファイル複写 'ひな形.DPT', '作業用.DPT', 権限チェック=しない

解説

関連項目

→ファイル削除ステートメント
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
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