併合ステートメント

表に登録されている併合定義を用いてマスタファイルとトランザクションファイルの併合を実行します。


形式

  併合 [ <カーソル名> ]
, 定義名 = <併合定義名> | 実行時指定
, 空選択 = する | しない
, ウィンドウ表示 = する | 同じウィンドウ | しない

パラメータ

<カーソル名>
併合を実行するウィンドウを指定します。<カーソル名> がカード編集ウィンドウを指している場合,その編集対象表が併合の対象になります。省略するとカレントカーソルが指すウィンドウが対象となります。
定義名
併合に使用する併合定義を指定します。
<併合定義名>表に登録してある併合定義の名前を文字列式で指定します。併合定義は,すでに登録されていなければなりません。
実行時指定DPL実行時に併合ダイアログを表示して,利用者に併合定義を指定させます。併合ダイアログで新たに併合方法を指定して実行することもできます。
空選択
併合定義の処理内容が「一致するレコード選択」であるときだけ意味をもちます。選択されるレコードが一つもないときに空の選択ウィンドウを作るかどうか指定します。空の選択ウィンドウを作るときは,$$CMDSTATEに22が返ることはありません。
する空の選択ウィンドウを作ります。
しない空の選択ウィンドウを作りません。(既定値)
ウィンドウ表示
併合定義の処理内容が「一致するレコード選択」であるときだけ意味をもちます。結果の選択ウィンドウを表示するか,しないかを指定します。省略すると,<カーソル名> で指定したウィンドウの表示状態と同じになります。
する新しいウィンドウが生成されて,そのウィンドウに表示されます。(既定値)
同じウィンドウ同じウィンドウに表示されます。同じウィンドウに表示した場合,それまでの <カーソル名> が指していたウィンドウはいったん閉じられて,同じカーソルに新しいウィンドウが割り当てられたのと同じ効果になります。すなわち,以前のカーソルが別のカーソル変数に保存してあったとしても,その内容は不定になります。
しないウィンドウは表示されません。

結果

<カーソル名>変化しません。
カレントカーソル併合選択の場合,選択された一時的な選択表を指すように設定されます。それ以外の併合では <カーソル名> と同じ内容になります。
$$CMDSTATE= 0正常終了
= 22併合選択で条件を満たすレコードが一つもありません
= 31併合ダイアログで[キャンセル]ボタンが押されました
= 32併合が途中で中止されました
= 103他の利用者が表ファイルを使用中です
= 211項目値の重複禁止に違反する挿入または更新を行なおうとしました
= 212入力必須項目にデータが設定されていません
= 213レコードの検査条件に違反する挿入または更新を行なおうとしました
= 214権限で許されていない更新を行なおうとしました(参照のみでオープンされている表に対する更新も含みます)
= 221数値,時刻などのデータ表現が正しくない,または実行時指定で入力した式の形式が正しくありません
= 305指定された併合定義が登録されていません

構造コマンドパラメータ
 オープン@在庫表, 'ZAIKO.DPT'
 併合@在庫表, 定義名='入庫処理'

解説

関連項目

→[表操作]-[併合]
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
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