併合とは,二つの表のレコードを照合して,キー項目が同じ値をもつレコードに対してさまざまな更新操作を行なう機能です。たとえば,次のような場合に利用できます。
併合元と併合先
併合先 | 併合元 | |
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1. | 在庫台帳 | 入出庫伝票 |
2. | 登録ユーザデータベース | バージョンアップ出荷伝票 |
3. | V3 ユーザデータベース | V4 ユーザデータベース |
併合操作の種類
併合先項目の置換 | 項目値の複写,加算/連結/減算などの結果による置換を指定できます。 |
レコードの削除 | 併合元にあるレコードと同じキーをもつレコードを併合先から削除します。 |
レコードの選択 | 対象表(併合元)にあるレコードと同じキーをもつレコードを編集中の表から選択し,選択ウィンドウを表示します。これは,元来の併合とは異なる機能ですが,他の表にも存在するレコードを選ぶという機能は,よく使われる機能でもあり,併合と良く似た操作なので併合の一種として実現されています。選択された後,それらのレコードに対して何らかの処理を行なうことになります。 |
非一致レコードの挿入 | 併合元にだけ含まれ,併合先に存在しないレコードを併合先に挿入することもできます。 |
併合定義の登録と呼出し