RETURNステートメント
手続きの実行を終了して,その手続きを呼び出した場所に戻ります。
形式
RETURN
[ <式> ]
パラメータ
<式>
任意の式を書くことができます。この式の値がシステム変数 $$RETURN に設定され,呼出し元で参照することができます。
結果
$$RETURN
パラメータに書いた式の値が設定されます。<式> を省略したときは,ナルが設定されます。
例
構造
コマンド
パラメータ
CALL
SUM(@file)
代入
$total := $$RETURN
…
STOP
PROCEDURE SUM(@cursor) DO
LOCAL
$sum
…
RETURN
$sum
ENDPROCEDURE
解説
RETURNステートメントを実行すると,手続きの実行を終了し,呼び出した
CALLステートメント
の次のステートメントに制御が戻ります。
このとき,RETURNステートメントのパラメータに <式> を書くと,その <式> の値がシステム変数 $$RETURN に代入されます。<式> を省略した場合は,$$RETURN はナルになります。
手続きがRETURNステートメントを実行しないうちに,
ENDPROCEDURE
に到達すると,そこに <式> をもたないRETURNステートメントが書かれているものとみなされます。
カード手続き内のRETURNステートメントは,対話編集に戻るだけの意味しかなく,<式> を指定しても無視されます。
関連項目
CALLステートメント
PROCEDUREステートメント
CARDPROCEDUREステートメント
機能ガイド:DPLの機能:実行制御
DPLの構文