#よみ(<項目名>)
#ふりがな(<項目名>)
指定された項目の読みをひらがなで返します。この関数は初期値式でだけ使えます。
- #よみ(<項目名>)
- #ふりがな(<項目名>)
- <項目名>
- 読み/ふりがなの元になる文字列が入力された項目を指定します。この項目で起こったかな漢字変換での読み文字列を得ることができます。
- [よみ] という文字列型項目に項目初期値式として次のように指定すれば,[氏名] の項目を入力した後,もう一度よみがなを入力しなおさずにすみます。ただし,難しい名前などで,[氏名] の入力時に何度か入力しなおしたりすると,正しいよみがなが出力されない場合もあります。
- <項目名> は文字列型の項目でなければなりません。読み文字列は,その項目の編集が始まってから終わるまでの間のすべての変換確定直前の読みになります。<項目名> で指定される被読み項目が,この関数の書かれている項目よりも前に入力を終えていなければならないことに注意してください。
- この関数で得られる読みの文字列は,ご使用になっているかな漢字変換システムに依存します。単語登録されていない語を本来の読み方とは異なる方法で変換した場合など,関数の戻り値をそのままでは使用できないことが多々あります。この関数で得られた文字列を適当に変更して正しい読みとしてください。
- また,[編集]-[入力補助]-[初期値/選択入力] を使用して,後で読みを得ることはできません。
- この関数は,ご使用になっているかな漢字変換システムが,Windows 95 以上に対応した IME に準拠している必要があります。かな漢字変換システムについては,Windows に添付されている「日本語入力ガイド」や,それぞれのマニュアル等を参照してください。
- 読みの文字列を全角ひらがなで返します。<項目名> が文字列型やファイル名型でないときはナルを返します。また,かな漢字変換が起こらなかったとき,読みを得られなかったときもナルを返します。
- この関数は,初期値式にのみ書くことができます。その他の場面や,DPL中に書くことはできません。
- #ヨミ
- #かな文字列
- #カナ文字列
- #半角文字列
- #全角文字列