[他]-[実行形式保存]
DPLファイルは,実行するときに実行形式と呼ばれる形式に変換されます。この変換をあらかじめ行なっておくことができます。
- 実行形式ファイル(拡張子 *.dpo)に変換すると,テキストファイルでなくなるので,プログラムの内容を見ることはできなくなります。このことを利用して,DBPro で作成したアプリケーションプログラムを実行形式に変換してユーザーに配布/納品すれば,プログラム中に記述されたさまざまなノウハウや情報を見られないようにすることができます。
- あらかじめ実行形式に変換しておくことによって,DPL 実行開始時の前処理の時間を若干短くするという効果もあります。
- デバッグ用実行形式ファイル
実行形式ファイルには,通常の形式とデバッグ用の形式があります。
- デバッグ用の実行形式ファイルでは,DPLファイル中のデバッグステートメントとトレースステートメントも書き出され,実行形式ファイルの実行中もデバッグ情報が書き出されます。また,DPLファイルでの行番号情報が実行形式ファイルにも埋め込まれ,エラーメッセージに行番号が表示されますし,組込み関数 #行番号 も有効です。
- これに対して,デバッグ用でない通常の実行形式ファイルでは,トレースステートメントやデバッグステートメントが無効になり,エラーメッセージに行番号も表示されなくなります。組込み関数 #行番号 は無効になります。
- 実行形式ファイルを,テキスト形式のDPLファイルに戻すことはできません。
- [他]-[実行形式保存]を選びます。
- ファイル選択ダイアログが開くので,実行形式ファイルの名前を指定します。
- デバッグ用の実行形式ファイルを作成するときは,[デバッグ用] チェックボックスをオンにしてから [OK] します。
- 機能ガイド:DPLファイル