[道具]-[OLE枠]
新たな OLE枠オブジェクトをカード上に作成します。OLE枠は,Windows の OLE機能に対応したアプリケーションが提供するデータをカード上に表示するためのカード用オブジェクトです。
- 注:
- OLE機能では,対象になるデータを「オブジェクト」と呼びます。一方,DBPro ではカード上に配置されるさまざまな部品のことを「オブジェクト」と呼びます。これらを区別するために,DBPro では,OLE機能の対象データを「OLE オブジェクト」と呼び,その OLE オブジェクトが入るカードの部品のことを「OLE枠オブジェクト」と呼びます。
- OLE枠オブジェクトには,OLEサーバー機能をもつアプリケーションのデータを置くことができます。たとえば,Microsoft Excel のワークシートやグラフ,Microsoft Word の文書ファイルなどを置くことができます。
- カードに置いた OLE枠オブジェクトは,カード編集ウィンドウやカード印刷に表示される他,サウンドや動画であればカード編集ウィンドウで再生させることができます。[編集]-[<オブジェクトメニュー>]
- OLEオブジェクトには,カードファイル中にすべてのデータが置かれる「埋め込みオブジェクト」と,実際のデータは別のファイルにある「リンクオブジェクト」とがあります。埋め込みオブジェクトは DBPro を経由してしか見たり編集したりできませんが,リンクオブジェクトであれば DBPro とはまったく別の場所で編集/更新された内容を DBPro のカードで見ることができます。
- OLEオブジェクトのデータ更新は,通常,[編集]-[<オブジェクトメニュー>]-[編集] コマンドで行ないます(アプリケーションによって異なります)。OLEオブジェクトを作成したアプリケーションが起動され,そのアプリケーションによって編集・更新します。ただし,埋め込みオブジェクトの場合は,カードレイアウトウィンドウでだけ更新することができます。カード編集ウィンドウで更新できるのはリンクオブジェクトの場合だけです。
- OLE機能に関する詳しい説明は,市販の Windows 解説書などを参照してください。
- [道具]-[OLE枠] または [編集]-[OLEオブジェクトの挿入] を選びます。どちらのコマンドも同じです。あるいは,ツールバーの を押します。
- お使いの Windows 環境で利用可能な OLEオブジェクトの種類が調べられます。しばらく時間が掛かります。
- 利用可能な OLEオブジェクトが分かると OLEオブジェクトの挿入ダイアログが開きます。
- ダイアログの手順に従って,既存の OLEオブジェクトをカードに埋め込むか,リンクを貼ります。新たに対応するアプリケーションで作成して埋め込むこともできます。
- OLE枠オブジェクトに置くことができる OLEオブジェクトは固定的なものであって,DBPro ではレコードごとに異なる OLEオブジェクトをもつことはできません。
- [編集]-[<オブジェクトメニュー>]
- [編集]-[OLEオブジェクトのプロパティ]
- オブジェクト属性ダイアログ:基本ページ:OLE枠オブジェクト
- OLEオブジェクトの挿入ダイアログ