一時項目挿入ステートメント

現在のウィンドウに一時項目を作成し,計算式を設定します。


形式

  一時項目挿入[ <カーソル名> , ]
<項目名> , <データ型> , <計算式>
, ナル値の扱い = 表属性 | ナル | ゼロ
, 挿入位置 = <項目名>
, 挿入方向 = 前 |
, 表示幅 = <算術式>
, 単位 = 文字 | mm | inch | pt
, 配置 = 左寄せ | 右寄せ | 中央揃え | 両端揃え | 均等割付
, 表示書式 = <書式> | 標準

パラメータ

<カーソル名>
一時項目を挿入するウィンドウを指定します。省略するとカレントカーソルが指すウィンドウが対象になります。
<項目名>
挿入する一時項目の名前を指定します。すでに存在する項目の名前と同じ名前は指定できません。
<データ型>
一時項目のデータ型を指定します。次のいずれかが指定できます。
文字列 数値 整数 実数 日付 時刻 年月間隔 日時間隔 ファイル
<計算式>
一時項目に設定する計算式を文字列式で指定します。ここで指定する文字列式の値が,一時項目の値を計算する式の形にならなければなりません。
ナル値の扱い
一時項目の値が参照されたとき,ナルをゼロとして扱うか,未定義として扱うかを指定します。
表属性表属性で指定してあるナル値の扱いに従います。(既定値)
ナルナルを未定義として扱います。
ゼロナルをゼロまたは空文字列として扱います。
挿入位置
一時項目を挿入する基準となる項目を指定します。<カーソル名> で示されるウィンドウに存在する項目でなければなりません。
挿入方向
一時項目を挿入する方向を指定します。挿入位置が指定されているときはその項目に対して左側か右側かを,そうでないときは左端か右端かを示します。
 指定項目の前,または左端に挿入します。
 指定項目の後,または右端に挿入します。(既定値)
表示幅
一時項目の表示幅を指定します。既定値は40mmです。
単位
表示幅パラメータの単位を指定します。省略すると,mm とみなされます。
配置
一時項目のセル内での配置を指定します。省略すると,データ型ごとに決められている配置になります。
中央揃え中央に配置します。
左寄せ左端に配置します。
右寄せ右端に配置します。
両端揃え両端を揃えて配置します。
均等割付両端の空きを他の文字間隔の1/2にして均等に配置します。
表示書式
一時項目の値を表示するときの書式を指定します。
<書式> 書式を文字列式で指定します。
標準 データ型ごとに決められた標準書式を用います。(既定値)

結果

<カーソル名>変化しません。
カレントカーソル<カーソル名> と同じ内容になります。
$$CMDSTATE= 0 正常終了
= 116指定された項目はすでに存在します
= 201カーソルが正しくありません
= 221数値,時刻などのデータ表現が正しくない,または実行時指定で入力した式の形式が正しくありません

構造コマンドパラメータ
 一時項目挿入 @書籍, [文字数], 数値, `#文字数([抄録])`, ナル値の扱い=ゼロ

解説

関連項目

→[表操作]-[一時項目]
→一時項目削除ステートメント
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
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