[表操作]-[一時項目]
編集中に一時的な項目を作成し,他の項目の値などから計算した値を表示します。
- 一時項目とは,表編集中に一時的に作成する項目のことで,ウィンドウをクローズすると自動的に捨てられてしまいます。
- 一時項目に表示できるのは,他の項目や組込み関数を利用して表現される式の値であって,一時項目に対してデータを入力したり,編集したりすることはできません。
- 一時項目の値は,ウィンドウが再描画されるたびに再計算されます。
- 一時項目を挿入したい位置の直後の項目にカーソルを合わせます。表の右端に挿入したいときは右端の項目にカーソルを合わせます(一時項目設定ダイアログの中で [後ろへ挿入] チェックボックスをチェックします)。
- [表操作]-[一時項目] を選びます。
- 一時項目設定ダイアログが表示されるので,一時項目の項目名やデータ型,計算式などの項目属性を設定して [項目挿入] ボタンを押します。
- 指定した位置に一時項目が挿入されます。一時項目の項目名は,立体的に表示されます。
- 不要になった一時項目の削除は,削除操作によって可能ですが,削除しなくてもクローズ時に自動的に削除されます。
一時項目の変更
- 変更しようとする一時項目にカーソルを合わせます。
- [表操作]-[一時項目] を選びます。
- 一時項目設定ダイアログが表示されるので,一時項目の項目名やデータ型,計算式などの項目属性を変更して [項目変更] ボタンを押します。一時項目の挿入位置は変更できません。[後ろへ挿入] をチェックしても変更されません。
- 指定した一時項目の表示が変更されます。
一時項目の削除
- 削除しようとする一時項目にカーソルを合わせます。
- [表操作]-[一時項目] を選びます。
- 一時項目設定ダイアログが表示されるので,[項目削除] ボタンを押します。
- 指定した一時項目が削除されます。
- 一時項目は,ファイルにデータの実体をもたずに表示するたびに計算されるという特性がありますが,同じ特性をもつ項目に仮想項目があります。仮想項目は表定義に含まれるので編集のたびに作成する必要がありません。よく使う一時項目は,仮想項目として定義しておくと便利です。機能ガイド:項目種別
- ただし,一時項目にせよ仮想項目にせよ表示のたびに計算されるので,他の表を表引きで参照するような式が書かれていると表示が遅くなるので注意してください。
- 一時項目の値を集計することはできますが,集計レコードの一時項目に値を表示させることはできません。一時項目の集計値は,他の基本項目や仮想項目の位置に表示させなければなりません。
- 一時項目は,表示形式に登録できません。
- 整列,重複レコード選択,単一化選択,読込みの対象項目には指定できません。
- 項目の値を計算する
- 一時項目設定ダイアログ