整列ステートメント

指定した索引またはキー項目の値で表を整列状態にします。


形式

  整列 [ <カーソル名> , ] [ <索引名> | 解除 ]
, 順序 = 正順 | 逆順
, カーソル位置 = 先頭 | 現在位置
 
  整列 [ <カーソル名> , ] キー項目指定
, キー項目 = <項目名> | NULL (V4.5変更)
, 順序 = 正順 | 逆順 | 昇順 | 降順 | 辞書順 | 辞書逆順 | 文字符号順 | 文字符号逆順
, カーソル位置 = 先頭 | 現在位置
 
  整列 [ <カーソル名> , ] 実行時指定

パラメータ

<カーソル名>
整列しようとするウィンドウを指定します。省略するとカレントカーソルが指すウィンドウが対象となります。
<索引名>
整列に使う索引の名前を文字列式で指定します。文字列式の値がすでに登録されている索引の名前でなければなりません。空文字列を指定すると,解除 を指定した場合と同じ扱いになります。
解除
カーソルで指定した表ファイルの整列状態を解除します。
キー項目指定
索引ではなく,ある特定の項目の値に従って整列するときに指定します。キー項目パラメータが指定されなければなりません。
実行時指定
実行時に整列ダイアログを表示して,整列に使う索引(またはキー項目)を指定させます。
キー項目 (V4.5変更)
キー項目指定 を指定した場合に,整列のキーとなる項目の名前を一つだけ指定します。空の項目名 [ ] または NULL を指定すると,整列ステートメントを実行したときのセルカーソル位置の項目とみなされます。
順序
整列するときの整列順を指定します。 索引による整列のときは以下を指定します。
正順索引による整列のとき,索引どおりに整列します。(既定値)
逆順索引による整列のとき,索引の逆順に整列します。
キー項目指定による整列のときは キー項目 で指定した項目のデータ型に対応する整列順を以下のように指定します。
正順データ型に応じて,昇順 または 辞書順 と解釈されます。
逆順データ型に応じて,降順 または 辞書逆順 と解釈されます。
昇順文字列型,ファイル型項目以外で,小さいものから順に並べます。(文字列型ファイル型以外の既定値)
降順文字列型,ファイル型項目以外で,大きいものから順に並べます。
辞書順文字列型,ファイル型項目で,ABC,五十音順に並べます。(文字列型ファイル型の既定値)
辞書逆順文字列型,ファイル型項目で,ABC,五十音順の逆順に並べます。
文字符号順文字列型,ファイル型項目で,文字符号(JISコード)の小さいものから順に並べます。
文字符号逆順文字列型,ファイル型項目で,文字符号(JISコード)の大きいものから順に並べます。
カーソル位置
整列実行後,カーソル位置を以前のレコード位置に留めるかどうか指定します。
先頭カーソルを先頭レコードに移動します。(既定値)
現在位置カーソルを現在のレコードに留めます。

結果

<カーソル名>カーソル位置パラメータで指定されているレコードを指します。いずれの整列方法も指定されていなければ,変化しません。
カレントカーソル<カーソル名> と同じ内容になります
$$OLDSTATE整列ステートメント実行前の使用索引名が文字列で設定されます。非整列状態ならば空文字列です。
$$CMDSTATE= 0正常終了
= 31整列ダイアログで [キャンセル] ボタンが押されました
= 32整列が途中で中止されました
= 201カーソルが正しくありません
= 303指定された索引が登録されていません

構造コマンドパラメータ
 オープン@MASTER, 'MASTER,DPT'
 整列@MASTER, '商品番号順'
 代入$OLDIDX := $$OLDSTATE
 
 整列@MASTER, $OLDIDX

解説

関連項目

→[表操作]-[整列]
→[表操作]-[整列解除]
→[表操作]-[索引]
→索引登録ステートメント
→索引削除ステートメント
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
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