フォント
フォントは,文字を画面に表示したり,印刷したりするときの字体です。さまざまなフォントを利用してデータを表示したり,印刷したりできます。フォントに関する一般的な事柄や Windows への組込み方などについては,Windows のマニュアルをご覧ください。
- 目次
- フォントの指定と標準フォント
- フォントの設定:フォント番号とフォントの組
- フォント名による指定
- フォント設定の初期値
- ダイアログボックス用フォント
- バーコードフォント
DBPro ではフォントを指定するときに,フォント名やサイズを別々に指定するのではなく,フォント名とサイズを対にしてフォント番号を設定し,実際にフォントを指定するときはそのフォント番号で指定します。
- フォント番号を設定しておくことによって,その番号に設定されているフォントを変更するだけで,その番号を指定しているすべての項目またはすべてのオブジェクトのフォントが変更後のフォントで表示・印刷されるようになり,すべての項目ごとあるいはすべてのオブジェクトごとにフォントを変更する必要はありません。
- フォント番号は,表ファイルごとまたはカードファイルごとに 1 〜 9 の 9個の番号をもつことができます。この 9個のフォントをフォントの組と呼びます。
- 表ファイルの場合,ファイル全体で一つだけもつ標準フォントの組とは別に,表示形式ごとに異なるフォントの組をもつことができます。これを表示形式固有フォントと呼びます。表示形式固有フォントを設定することにより,表編集ウィンドウの表示形式ごとにフォントを切り替えたり,表印刷のときに印刷形式やプリンタに合わせたフォントを使うことができます。
- [属性]-[フォント設定]
- [表示]-[フォント]-[設定]
- フォント設定ダイアログ
上記では,フォントを指定するときはフォント番号を設定してからその番号で指定すると述べてきましたが,実は,Windows にインストールされているフォントを直接指定することもできます。
- フォント番号を選ぶプルダウンリストボックス(表示形式ダイアログの文字ページ,オブジェクト属性ダイアログの文字ページ)では,フォント番号の下に Windows にインストールされているフォント名の一覧が表示され,その中の任意のフォントを選ぶことができます。
- 表編集ウィンドウで [表示]-[フォント]-[その他のフォント] を選ぶと,インストールされているフォントを直接指定して項目の表示フォントを変更することができます。
- フォント名を直接指定した場合は,同時にフォントサイズも指定しなければなりません。
- フォント番号で指定した場合と異なり,フォント名を直接指定する方法は,フォント設定の手間が省ける代わりに,フォントを変更するときにはそれぞれの項目,オブジェクトごとに個別に変更しなければなりません。
- 新しい表やカードを定義するたびにフォントの組を設定する手間を省くために,フォントの組の初期値を指定することができます。フォント設定ダイアログで [既定値に登録]ボタンを押すと,そのときのフォントの組が DBPro初期化ファイルに保存され,以後の新規表定義,新規カードレイアウトでは,その設定がフォント設定の初期値になります。
- DBPro でバーコード印刷する場合,バーコードにしたい文字列をバーコード用フォントで印刷します。バーコード印刷