DBPro機能ガイド：表の集計

表の集計

表の縦方向データ（項目データ）の合計，平均，件数などを求めることができます。簡単な方法から高度な方法まで，以下のものがあります。

集計の内容を式で指定して，複数項目の集計を同時に行なうことができます。また，小計，中計，大計，総計というように，グループごとの集計を行なうことができます。集計結果は，集計ウィンドウと呼ぶ新しいウィンドウに表示されます。

集計の例

集計ダイアログで OKボタンを押すか，ツールバーの集計リストボックスから集計定義を選ぶと集計が実行され，結果は集計ウィンドウと呼ぶ新しいウィンドウに表示されます。
集計ウィンドウでは，集計の元となった通常のデータレコードの間に集計レコード（小計レコード，中計レコード，大計レコード，総計レコード）が挿入されています。
集計ウィンドウに通常のデータレコードも表示するか，集計レコードだけを表示するかは，[表操作]-[集計表示]で指定できます。
集計ウィンドウでは，集計結果を参照・印刷できるだけであって，レコードの更新，整列などの操作はできません。
集計対象ファイルを最初に開いたときのウィンドウが閉じられると，集計ウィンドウも自動的に閉じられます。

通常の集計では元の表と同じ形の表に集計レコードが挿入されるだけですが，クロス集計を行なうと集計した結果が２次元の見やすい表の形に整形されて表示されます。

クロス集計の例

クロス集計を実行するには[表操作]-[クロス集計]を選び，グループ分けのキー項目（左に並ぶ見出し，上に並ぶ見出し），集計式，横総計／縦総計の有無など，クロス集計のためのパラメータを指定します。クロス集計ダイアログ
クロス集計ダイアログで指定したパラメータは，名前を付けて表ファイルに登録しておくことができます。登録されたパラメータの組をクロス集計定義と呼びます。
登録したクロス集計定義の呼出しは，やはりクロス集計ダイアログで行なってください（集計のようにツールバーから簡単に指定することはできません）。

クロス集計を実行すると，結果はクロス集計ウィンドウと呼ぶ新しいウィンドウに表示されます。
クロス集計ウィンドウは，グループ分けのキーとなった項目により２次元に並べかえられた表になります。集計の元になった表とはまったく違う形の表になります。
クロス集計ウィンドウでは通常の表と同じように編集・操作が行なえますが，クロス集計表はあくまで一時的に結果を表示するためのウィンドウであり，ウィンドウをクローズするとすべてのデータは失われます。
クロス集計の結果，特にクロス集計ウィンドウでデータ編集や定義情報の登録を行なった場合の結果を保存しておきたいときは，別名保存，書出しなどにより陽に保存のための操作を行なってください。ただし，集計レコードを表示しているときは別名保存できません。[ファイル]-[名前を付けて保存]，[ファイル]-[書出し]
集計対象ファイルを最初に開いたときのウィンドウが閉じられると，クロス集計ウィンドウも自動的に閉じられます。