クローズステートメント

カーソルによって指定されたウィンドウをクローズします。


形式

  クローズ [ <カーソル名> | <ファイル名> | 全部 ]
, 保存 = する | しない | 実行時指定

パラメータ

<カーソル名>
オープンされている表ファイルカードファイルビューファイル,またはそれらに対する選択ウィンドウ集計ウィンドウなどのカーソルを指定します。省略するとカレントカーソルが指しているウィンドウをクローズします。
<ファイル名>
クローズしたいファイルの名前を文字列式で指定します。ファイルは,表ファイル,カードファイル,ビューファイルのいずれかを,実行中の DPL があるフォルダからの相対パスまたは絶対パスで指定します。表/カード/ビューの区別は拡張子で行なわれます。
全部
オープンされているすべての編集中のウィンドウをクローズします。定義中のファイルはクローズされません。また,自身のDPLがオープンしたかどうかは関知しません。
保存
表ファイルのデータを保存するか廃棄するか指定します。バックアップファイルがあり,専有でオープンされているときだけ しない または 実行時指定 を指定することができます。
する そのときの状態をファイルに確定させてからファイルをクローズします。(既定値)
しない オープンしてからクローズするまでの更新データは廃棄され,ファイルはオープン前の状態に戻ります。
実行時指定 編集終了の確認ダイアログが表示され,変更を保存するか否か指定できます。
ビューファイルや対象表なしのカードファイルに保存パラメータを指定しても無視されます。また,選択ウィンドウや集計ウィンドウなど,ウィンドウがクローズされるだけで編集対象となっている表ファイルがクローズされない場合にも無視されます。

結果

<カーソル名>未使用状態になります。
カレントカーソル<カーソル名> と同じ内容になります。
$$FILENAMEクローズされたファイルの完全パス名が設定されます。全部 が指定されたときは空文字列になります。
$$CMDSTATE= 0正常終了
= 31終了確認のダイアログで[キャンセル]ボタンが押されました。
= 111バックアップファイルが設定されていないので破棄できません
= 115指定されたファイルはオープンされていません。

構造コマンドパラメータ
 オープン @ZAIKO, 'ZAIKO.DPT'
 選択 @ZAIKO, [種別]='不良'
IF $$CMDSTATE = 0 THEN 
 代入 @SELECT := @@
 レコード削除@SELECT, 全レコード
 クローズ @SELECT
ENDIF  
 クローズ @ZAIKO, 保存=する

解説

関連項目

→オープンステートメント
→[ファイル]-[クローズ]
→#オープンされているか(<文字列>)/#OPENED
→DPLの構文
→$$CMDSTATE一覧
DBProヘルプ目次へ