保存ステートメント
カーソルで指定されたファイルの現在の内容を保存します。
- <カーソル名>
- 対象となる表ファイルまたはカードファイルを指定します。省略するとカレントカーソルの指すファイルが保存されます。
<カーソル名> | | 変化しません。 |
カレントカーソル | | <カーソル名> と同じ内容になります。 |
$$FILENAME | | 保存されたファイルの完全パス名が設定されます。 |
$$CMDSTATE | = 0 | 正常終了 |
| = 201 | カーソルが正しくありません |
-
構造 | コマンド | パラメータ |
| オープン | @ZAIKO, 'ZAIKO.DPT' |
| 選択 | @ZAIKO, [種別]='不良' |
IF $$CMDSTATE = 0 THEN | | |
| 代入 | @SELECT := @@ |
| 置換 | @SELECT, [種別]:='良' |
| クローズ | @SELECT |
ENDIF | | |
| 保存 | @ZAIKO |
- <カーソル名> がカードファイルを指しているときには,対象表として指定されている表ファイルのデータが保存されます。
- <カーソル名> が選択ウィンドウや集計ウィンドウなどの派生したウィンドウを指している場合でも,基となっている表ファイル全体が保存されます。
- ビューファイルを保存することはできません。別名保存ステートメントにより新たな名前を付けて保存してください。
- 保存されたファイルはオープンされたままですので,そのまま処理を続行できます。保存してファイルをクローズしたいときは,クローズステートメントで 保存=する を指定すれば,保存ステートメントを実行する必要はありません。
- 保存された表ファイルは,クローズするときに 保存=しない を指定しても,保存時点の状態までしか戻りません。オープン前の状態に戻すことはできなくなります。
- DBPro のある時期のバージョンでは Windows の用語に合わせる意味で「保管」という用語が使われていました。しかし,Windows の用語が再び「保存」に戻ったので,DBPro においても一般的な用語である「保存」に戻しました。互換性を維持するために「保管」という用語でも動作しますが,今後はできるだけ「保存」という用語を使ってください。
- [ファイル]-[上書き保存/表全体を保存]
- 別名保存ステートメント
- クローズステートメント
- DPLの構文
- $$CMDSTATE一覧