利用環境のカスタマイズ
DBPro の動作を利用目的や利用者の好みに応じて変更することができます。以下の方法があります。
- 目次
- 各種設定
- コマンド登録
- DBPro初期化ファイル
- 起動時パラメータ
- [他]-[各種設定] を使うと,利用者の好みに応じて DBProウィンドウに表示される内容を変更したり,レコード編集中の動作の一部を変更したりすることができます。たとえば次のようなことができます。
- ツールバーやステータスバーの表示/非表示を指定できます。
- 文字列編集中の Enterキーで値を確定させるか改行コードを入力するかを指定できます。
- 日付の年として 2桁の数字だけが入力されたときの解釈を指定できます。
- DBPro が表示する幾つかのメッセージを抑制することができます。
詳細は,各種設定ダイアログを参照してください。
- 各種設定で指定された状態は DBPro初期化ファイル または Windows のレジストリデータベースに保存され,次に DBPro を起動するときにも同じ状態に設定されます。
自分専用のコマンドをメニューに登録することができます。
- コマンドは DBPro のファイルとして登録します。
- 表,カード,ビューを登録すると,頻繁に使うファイルをファイルを開くダイアログを経由せずに開けるようになります。
- スクリプトや DPL を登録すると,複雑な動きをするプログラムもコマンドとして登録できます。
- 編集中の表やカードを「現在の編集状態」として登録すると,そのファイルを開いた後,カーソル位置も登録したときのレコードに合わせられます。
- 定義更新中の表,カード,ビュー,スクリプト,DPL も定義/作成ウィンドウを開くコマンドとして登録することができます。
- コマンド登録は [他]-[コマンド登録] で行ないます。コマンド登録ダイアログ
- コマンドが登録される位置は,[他] メニューの一番下です。[他] メニューの一番下に登録したコマンドの名前が表示されるようになります。
- 登録したコマンドを実行するときは,[他] メニューに表示されているコマンドの名前を選びます。[他]-[<コマンド名>]
各種設定には含まれていない詳細な設定を DBPro初期化ファイルで指定することができます。一般にはここまでカスタマイズする必要はありません。
- DBPro初期化ファイル(DBPro32.ini)には,DBPro の各種機能の初期値や利用環境を定義するための情報が数多く含まれます。これらの中には各種設定ダイアログで設定できる情報も含まれています。DBPro初期化ファイル(詳細)
- DBPro初期化ファイルは Windows フォルダ(たとえば C:\Windows や C:\Winnt)に置かれています。
- DBPro初期化ファイルに設定されている値を変更するときは,DBPro が起動されていない状態で「メモ帳」その他のテキストエディタを使って直接変更してください。次に DBPro を起動したときから設定した値が有効になります。DBPro が起動されている状態で DBPro初期化ファイルを書き換えると,DBPro 終了時に上書きされて変更されてしまいます。