[編集]-[カード挿入] Shift+F3
新しいグループのレコードを挿入するために新しいカードを生成します。一般には,表オブジェクトがあるカードで使います。
- 表オブジェクトがあるカードで [レコード挿入開始] を実行すると,新しいレコードは表示中のカードと同じグループとして挿入されます。表オブジェクトがあるカードでのレコード挿入
これに対し,[カード挿入] では新しいグループのレコードとして挿入されます。すなわち,グループ項目やグループ一括処理(オブジェクト属性ダイアログ:他ページ)が指定してある項目に,表示中のレコードの値が複写されるということはありません。新しいカードが用意され,そのカードの先頭オブジェクトにカーソルが移動します([レコード挿入開始] では表オブジェクトの先頭にカーソルが移動します)。
- [カード挿入] コマンドは,グループ項目が定義されているときにだけ有効です。
- [編集]-[カード挿入] を選ぶか,Shift+F3 を押します。新しいレコードを新しいグループとして入力するために,何も入力されていないカードが用意されます。レコード挿入モードに変わり,文字列編集モードになります。
- 備考:
- 表オブジェクトがあるカードでは何らかのグループ項目によって整列されているのが普通です。したがって,表のどこでカード挿入しても入力されたカードは整列キーの値に従った場所に挿入されています。表示上は,今見ている位置に挿入されたように見えますが,[他]-[最新状態表示] などを行なうと整列順のとおりに表示されます。
整列状態にしないでカード挿入した場合には,現在表示中のグループの前に新しいカードが挿入されます。表示中のグループが何枚ものカードに渡る場合には,それらすべてのカードの前に挿入されます。
- 項目にデータを入力して Enter を押すと,次の項目に移ります。各項目ではデータ入力のためのさまざまな機能が使えます。
-
文字列の入力と編集
カーソル移動
データ型に応じた項目値の入力
各種の入力補助機能
- 一般には,最初に表オブジェクト以外の項目オブジェクトのデータを入力します。これらの項目のいずれかがグループ項目であり,カードに入力するすべてのレコードで同じ値になります。また,グループ一括処理(オブジェクト属性ダイアログ:他ページ)が指定してある項目の値もカード全体で同じになります。
- 表オブジェクトの右端の項目で Enter を押すと,次の明細行,すなわち新しいレコードの入力になります。これ以降(2レコード目以降の挿入)は,[編集]-[レコード挿入開始] によるレコード挿入モードと同じ動きになります。したがって,表オブジェクトに含まれていない項目の値は次のようになります。
グループ項目/グループ一括処理の項目 | 最初に入力したレコードと同じ値になります |
その他の項目 | 初期値式の値になります |
- 同じグループに対する入力を終え,引き続き次のグループに対するカードを入力するときは,PageDown を押すか,[探す]-[次カード] を実行します。表オブジェクトの途中であってもそのカードの入力を終え,新しいカードが生成されます。カーソルは先頭項目(普通は表オブジェクト以外の項目)に移動し,新しいグループのレコード挿入になります。
- レコード挿入モードを終了するには,[編集]-[レコード挿入終了] を選ぶか,F3 を押します。カーソル位置のレコードが確定して表操作モードに戻ります。Esc を押すと,カーソル位置のレコードは破棄して表操作モードに戻ります。
- 機能ガイド:カード
- [道具]-[表]
- [編集]-[レコード挿入開始/終了]