[編集]-[貼付け] Ctrl+V Shift+Insert
[編集]-[複写] や [編集]-[切取り] でクリップボードに取り込んである文字列,セルの値,あるいはカードのオブジェクトをカーソル位置に貼り付けます。
このコマンドは,ファイルウィンドウの種類によって,表操作モードか文字列編集モードかによって,あるいはクリップボード中のデータの種類によって動作が異なります。機能ガイド:文字列の入力と編集,機能ガイド:セル単位の編集
表操作モード:セル単位の貼付け
- 表操作モードでの [貼付け] を行なうには,それ以前に [編集]-[切取り] または [編集]-[複写] によってセル単位の値をクリップボードに取り込んでおきます。
他のアプリケーションや文字列編集モードでクリップボードに取り込んだ文字列をセルの値として貼り付けることもできます。この場合,クリップボードのデータはタブ区切りテキストとして貼り付けられます。すなわち,各項目値はタブコードで区切られ,矩形の各行は改行で区切られているデータとして各セルに割り当てられます。改行もタブコードも無ければ,一つの値として貼り付けられます。
- 貼り付けたい位置にセルカーソルを合わせます。複数の値を貼り付けるときは,左上の位置に合わせます。
貼り付ける範囲をハイライトしておくと,その範囲内でクリップボードの値が繰り返し貼り付けられます。
- [編集]-[貼付け] を選ぶか, を押すと,貼付けが実行されます。貼り付ける範囲のセルに上書きされます。
- 注意
- 貼り付け先が複数項目にわたるとき,その範囲に表示幅ゼロの項目が含まれていると,その項目に対しては貼り付けられません。表示幅ゼロの項目は,まったく存在しなかったかのように貼り付けられ,以前の値が存在する場合はそのまま残ります。
- カード編集ウィンドウでの [貼付け] は,たとえクリップボードに複数の値があっても先頭の一つの値だけしか貼り付けられません。
文字列編集モード:文字単位の貼付け
- 文字列編集モードでは,クリップボードの文字列が文字カーソルの位置に挿入されます。挿入したい位置に文字カーソルを合わせて,[編集]-[貼付け] を選ぶか,Ctrl+V を押します。右ボタンメニューの [貼付け] でも同じです。
- 文字列をハイライトしてから貼り付けると,ハイライトされていた文字列がクリップボードの文字列と置き換わります。
- 表操作モードでクリップボードに取り込んだ複数の値や,他のアプリケーションで取り込んだ値も文字列編集モードで貼り付けることができます。この場合,項目と項目の区切り(他のアプリケーションからの文字列ではタブコード)は半角空白文字で,レコードの区切りは改行で置きかえられます。
カードレイアウトウィンドウでの貼付け
- カードレイアウトウィンドウでは,同じウィンドウまたは他のカードレイアウトウィンドウで [切取り] または [複写] したオブジェクトだけが貼り付けられます。文字列データや表操作モードで取り込んだ値は貼り付けられません。
備考
- クリップボードにデータが無いときや,DBPro では扱えないデータの場合は,[編集]-[貼付け] は選べません。
- 表定義ウィンドウやビュー定義ウィンドウでのセル単位の貼付けでは,原則として同じ項目属性から複写した値だけが貼り付けられます。
すなわち,これらのウィンドウの項目属性のうち,データ型や項目種別など,ドロップダウンリストボックスから選択肢を選ぶだけの項目属性では実際の値は内部コードで保持されています。ここへ,他の項目属性や他のアプリケーションからの値を貼り付けると,異なる属性になったり,データエラーになったりします。
- [編集]-[元に戻す]
- [編集]-[切取り]
- [編集]-[複写]
- [編集]-[レコード貼付け]
- 文字列の入力と編集
- セル単位の編集
- レコードの挿入/削除/更新/複写/移動