レコードの挿入/削除/更新/複写/移動

データベース(表ファイル)へのデータの入力や編集は,表の構成単位であるレコードを単位として行ないます(→)。見かけ上はレコードの一つの項目だけを変更することができますが,データベースとしてはそのレコード全体が更新されます。

レコードの挿入・追加
レコードの削除
レコード内項目の訂正
クリップボードを利用したレコードの移動と複写
定義/作成ウィンドウでのレコード操作

レコードの挿入・追加

レコードの削除

レコード内項目値の訂正

クリップボードを利用したレコードの移動と複写

文字列やセル単位のデータを移動,複写するときと同様に,レコードもクリップボードを経由して移動,複写します。

「レコードの移動,複写」と言ったときには,レコードの各項目値が格納される領域(入れ物)ごと移動,複写することを意味します。レコードの全項目が対象であっても,項目値だけを移動,複写し,領域の移動や複写を伴なわない場合はセル単位の移動,複写として扱われます。→セル単位の編集

備考:
DBPro V3 までは,セル単位の移動/複写には [移動]/[複写] コマンドが,レコード単位の移動/複写には [レコード移動]/[レコード複写] コマンドが用意され,「どこから」「どこへ」という指定によるクリップボードを意識しない操作でした。V4 からは Windows の一般的な操作方法であるクリップボードを意識した [切取り]/[複写] して [貼付け] るという形に変更されました。

レコード単位の移動

  1. 移動したいレコードにカーソルを合わせます。複数のレコードを同時に移動するときは,それらのレコードをハイライトします。
  2. [編集]-[レコード切取り] を選びます。対象レコードが元の場所から切り取られ,クリップボードに移動されます。元のレコードは,その位置からは削除されます。(ここで,[レコード切取り] の代わりに [切取り] を選ぶと,それはセル単位の切取りになってしまいます。→セル単位の編集
  3. 移動先の位置にカーソルを合わせます。移動先としては他の編集ウィンドウでもかまいませんが,移動元と移動先の各項目のデータ型は一致していなければなりません。
    注:
    セル単位の編集の場合と異なり,レコード単位の編集では他のアプリケーションに移動,複写することはできません。他のアプリケーションに移動,複写するときはセル単位の編集機能を利用してください。
  4. [編集]-[レコード貼付け] を選びます。クリップボードに切り取られていたレコードがカーソル位置の直前に挿入されます。(ここで,[レコード貼付け] の代わりに [貼付け] を選ぶと,それはセル単位の貼付けになり,移動先に元々あったレコードに移動元のレコードの各項目値が上書きされます。移動先レコードがもっていたデータは失われてしまいます。)
  5. クリップボードには切り取ったレコードが残ったままなので,別の場所でもう一度 [レコード貼付け] を選ぶと,同じレコードを2箇所以上に移動・複写することができます。

レコード単位の複写

  1. 複写したいレコードにカーソルを合わせます。複数のレコードを同時に複写するときは,それらのレコードをハイライトします。
  2. [編集]-[レコード複写] を選びます。対象レコードがクリップボードに複写されます。元のレコードはそのままです。(ここで,[レコード複写] の代わりに [複写] を選ぶと,それはセル単位の複写になってしまいます。→セル単位の編集
  3. これ以後は,「レコード単位の移動」の 3. 以降と同じです。複写先の位置を指定して,レコード貼付けを行なってください。

他のアプリケーションからの移動/複写

定義/作成ウィンドウでのレコード操作

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